目次PIC入門


PIC16シリーズの命令一覧



PIC16シリーズはRISC(Reduced Instruction Set Computer)方式を採用しており、使用する命令の数は35種類です。

各命令のニーモニックをクリックすると、命令仕様にジャンプします。

用語説明
ニーモニック (Mnemonic) : 命令コードを分かり易くしたアッセンブラ言語
オペランド (Operands): 命令コード以外の指定部分
MSb (Most Significant bit): 最上位ビット
LSb (Least Significant bit): 最下位ビット
フラッグ: STAUSレジスタのフィールド


ニーモニック

オペランド
動作説明命令コードフラッグ
バイト処理命令
ADDWFf, df レジスタ と Wレジスタ の内容を加算するC, DC, Z
ANDWFf, df レジスタ と Wレジスタ の内容をAND演算するZ
CLRFff レジスタをクリアするZ
CLRW-WレジスタをクリアするZ
COMFf, df レジスタの0と1を反転するZ
DECFf, df レジスタの内容から 1 を減算するZ
DECFSZf, d f レジスタの内容から 1 を減算する
結果が 0 なら次の命令をスキップする

INCFf, df レジスタの内容に 1 を加算するZ
INCFSZf, d f レジスタの内容に 1 を加算する
結果が 0 なら次の命令をスキップする

IORWFf, df レジスタ と Wレジスタ の内容をOR演算するZ
MOVFf, df レジスタの内容をWレジスタまたはf レジスタに移動(コピー)するZ
MOVWFfWレジスタの内容を f レジスタに移動(コピー)する
NOP-何もしない
RLFf, df レジスタの内容を左にシフトするC
RRFf, df レジスタの内容を右にシフトするC
SUBWFf, df レジスタからWレジスタの内容を減算するC, DC, Z
SWAPFf, df レジスタの上位4ビットと下位4ビットを入れ替える
XORWFf, df レジスタとWレジスタの内容をエクスクルーシブOR演算するZ
ビット処理命令
BCFf, bf レジスタの指定ビットを 0 にする
BSFf, bf レジスタの指定ビットを 1 にする
BTFSCf, bf レジスタの指定ビットが 0 なら次の命令をスキップする
BTFSSf, bf レジスタの指定ビットが 1 なら次の命令をスキップする
リテラル処理命令
ADDLWkリテラルデータとWレジスタの内容を加算するC, DC, Z
ANDLWkリテラルデータとWレジスタの内容をAND演算するZ
CALLkサブルーチンへジャンプする
CLRWDT-ウォッチドッグタイマーをリセットする
GOTOkk番地へジャンプする
IORLWkリテラルデータとWレジスタの内容をOR演算するZ
MOVLWkリテラルデータをWレジスタにセットする
RETFIE-割り込み処理から復帰する
RETLWkリテラルデータをWレジスタにセットしてサブルーチンから戻る
RETURN-サブルーチンから戻る
SLEEP-スリープモードにする
SUBLWkリテラルデータからWレジスタの内容を減算するC, DC, Z
XORLWkリテラルデータとWレジスタの内容をXOR演算するZ

x : 0,1どちらでも良い(Don't care)